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積水化学住宅カンパニー、横浜のベンハウスの全株式譲受へ

 積水化学工業住宅カンパニーは5月23日、横浜・川崎・湘南エリアや東京23区を中心に不動産開発や賃貸管理などを展開している総合不動産会社・ベンハウス(横浜市西区、荻間勉社長)の全株式取得に関する契約を締結した。株式の譲受や今年7月から8月ごろを予定している。

 ベンハウスは1993年に創業。土地の仕入れから住宅用地の造成、販売までを一貫して行っており、25年3月期の売上高91億円を計上した。

 今回の子会社化によって、同社が持つ豊富な用地の仕入れ実績や狭小地での建築工法、アセットビジネスのノウハウなどを活用し、戸建て住宅の双方の工法を使い分けた効率的な販売ネットワークの構築や施工能力の共有による職人不足への対応や施工時期の平準化、自社施工物件にとどまらない賃貸管理事業の拡大など、双方向の事業シナジーを見込む。