住まい・暮らし・文化

「3Dプリンター住宅」向けローンを商品化 セレンディクス・オリコ

 3Dプリンター住宅開発のセレンディクス(兵庫県西宮市)は、同社が販売する3Dプリンター住宅の購入時に利用できる「3Dプリンター住宅ローン」を、オリエントコーポレーション(オリコ、東京都千代田区)と提携して商品化した。

 セレンディクスは、2022年に10平方メートルタイプの独自の3Dプリンター住宅商品「serendix10」、2023年には2人世帯向けの「serendix50」の販売を、それぞれ開始している。ただ、国内で施工実績の少ない3Dプリンター住宅は、適用される住宅ローン商品がなく、購入者の制約になっていた。

 今回新たに組成した住宅ローン商品は、地域の金融機関が提供し、オリコが保証する。利用上限額は1000万円の無担保消費性ローンで、利用期間は15年間まで。3Dプリンター住宅の価格に合わせて同住宅ローン商品での利用金額や利用期間を設定できる。

 更に2024年5月中旬には、個人事業主向けにも小口事業性融資を開始する。法人や個人事業主による申し込み上限額は500万円で、利用期間は5年間に設定する見込み。