投資

世代間の差がなく不動産投資のすそ野が広がる GA調べ

 GA technologies(東京都港区)は、同社で展開しているネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」を活用する顧客を対象とした2023年の動向をまとめた「RENOSY 不動産投資アニュアルレポート2023」を公開した。

 同レポートによると、成約顧客のうち、最も高い年齢層は、25歳から29歳が23パーセントを占めている。例年と同様だが、2022年年度と比べると、各年齢帯の割合の差が減少傾向にあるという。20代後半の割合が少なくなり、40歳後半以上の割合が増えており、不動産投資を行う人が世代間を超えてすそ野が広がっている。

 成約顧客の年収帯は、ボリュームゾーンが500万円で変わらないものの、1200万円以上の割合が増え、年収帯の差分が小さくなっている。

 成約顧客の投資経験は、前年比3ポイントアップの67パーセントとなり、投資経験者が7割近くに増加している。成約顧客の通算購入回数のうち、追加購入は同8ポイントアップとなり、39パーセントと増加傾向にある。

 不動産投資物件の購入の決め手で最も多い回答は、「セールスの信頼性」(構成比25・9パーセント)、次いで、「物件が良かった」(同19・6パーセント)、「リスクが許容範囲だった」(同16パーセント)、「アプリで管理できる」(同14・2パーセント)と続き、投資活動の管理を手軽にできる点に魅力を感じているようだ。