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空きオフィス対策でアウトドア家具活用の運営実験 YADORIGI

 ITを活用したシェアオフィス・コワーキングスペース事業を展開するYADORIGI(東京都港区、川治淳祐社長)は10月25日、JR西日本プロパティーズ(以下、JR西プロパ)と共同で、アウトドア家具を活用したコワーキングスペースの運営実験「Camping Office Project」を実施すると発表した。オフィスの空室や施設の未活用空間を有効活用するための試みで、開始時期は11月初旬を予定している。

 同実験では、JR西プロパの保有する「Jプロ半蔵門ビル」(東京都千代田区)の1フロアを利用。コールマン社の協力により、同社のアウトドア家具をオフィス内に設置し、コワーキングスペースとして運営する。併せて、YADORIGIの無人シェアオフィス運営システムを利用し、未活用スペースの収益化を目指す。

 働き方の変化によるオフィス床需要の減少などを受け、賃貸ビルにおける空室の有効活用・収益化ニーズに対応する狙い。今回の実験では、コワーキングスペースとしての運営と並行して、入居検討者の内覧も実施。設置されているアウトドア家具等をそのまま引き継いで入居することも可能とし、セットアップオフィスとしての役割も想定する。

(写真) 今回の運営実験用に「Jプロ半蔵門ビル」内で開設した「コワーキングスペースCAMP半蔵門」内観