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東急不、オフィスビル屋上で「芋緑化」 省エネと対話促進を両立

 東急不動産は、オフィスビル屋上での菜園活動「Vegetable Smiles(ベジスマ)」の第3弾として、空調室外機の周りをサツマイモで緑化する「芋緑化」を本格展開する。「芋緑化」は、21年から実証実験を開始し、昨年には日建設計と早稲田大学と共同で、日中最大約10%の省エネ効果を確認。今年度からは、対象ビルを昨年度の5施設から渋谷エリアを中心に10施設へ拡大した。同社は、今後も「芋緑化」を取り入れたベジスマの活動を強化していく。

今年は10月頃の収穫を予定。収穫時にはテナントや近隣の小学生を招き、収穫イベントを開催すると共に、サツマイモの配布や焼き芋の販売、手土産としてクッキーを製作した。同社ではテナント同士のコミュニケーション促進と省エネを両立するものとしている。