総合

記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(3月10日~3月16日)

・トップ人事のランクイン続く

・中古マンション市場の先行きに変調の兆し

・家事支援、住宅選択の基準に浮上

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。3位の「三菱地所コミュの新社長に大井田篤彦氏(2023/3/10配信)」は、関心が高いトップ人事の記事です。今年は全体的にトップ交代が目立ちますので、余計に関心が高いのかもしれません。

 以前から長くランクインが続く記事や人事に関する記事が多くを占める中、5位の「首都圏2月中古住宅流通動向 マンション7カ月ぶり成約増 レインズ 大幅な在庫増、価格形成に影響か(2023/3/14号)」は、市況の今後を占う上で参考になる記事と思われます。中古マンションの在庫が積み上がり、成約数が増えていても、価格相場は弱含んでいるとの見方も出てきています。新築マンションの価格上昇に伴って強気の市況が続いた中古マンションも踊り場を迎えています。

 8位の「リスト、時短家事を支援するマンション販売へ、4月末モデルルーム開設(2023/3/14配信)」は、マンション購入層で共働きが増え、家事負担の軽減を求める需要が高まっていることがうかがえます。経済的に余裕があるDINKS以外もファミリー層でも共働きが一般化しており、家事支援のプランやサービスが住宅の選択基準のひとつとして認知されて始めています。

 

アクセスランキングトップ10 (3月10日~3月16日)

1位 REDS 深谷十三代表取締役に聞く 公取訴訟なぜ踏み切った 「自由な価格競争を訴求する」 手数料表示の禁止 消費者利益を損なう「ポータルサイト優越的立場の乱用、独禁法に抵触」
2位 人事 YKK AP
3位 三菱地所コミュの新社長に大井田篤彦氏
4位 大東建託、新社長に竹内啓常務取締役 4月1日付
5位 首都圏2月中古住宅流通動向 マンション7カ月ぶり成約増 レインズ 大幅な在庫増、価格形成に影響か
6位 記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(3月3日~3月9日)
7位 公取提訴 リクルートなど3社 中堅仲介会社 手数料表示を認めず競争阻害
8位 リスト、時短家事を支援するマンション販売へ、4月末モデルルーム開設
9位 富裕層向けに不動産担保ローンの提供開始 クレディセゾン
10位 三菱地所ホーム、新社長に三菱地所の細谷惣一郎住宅業務企画部長