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4月開業のビル全体に「顔認証入退館システム」導入 三井住友FG

 三井住友フィナンシャルグループは、4月1日に開業したSMBC豊洲ビル(東京都江東区)に、従業員を対象としてマスク着用時にも対応する「顔認証入退館システム」をビル全体に導入した。同システムは、日本電気(NEC)が設計・構築・管理し、NECネッツエスアイが施工とICT全般を取りまとめた。

 社員証による入退館が不要になり、従業員のスムーズな入退館や、社員証の紛失や盗難の防止にも期待できる。利便性とセキュリティ性を同時に実現する。同システムをエントランスゲートに6台、執務フロア17室に端末260台以上を配置した。同様なシステムの導入事例としては国内最大級という。

 同ビルは、同グループの決済・コンシューマーファイナンスビジネスの拠点として、三井住友カードやSMBCファイナンスサービス、SMBCコンシューマーファイナンス(21年下半期移転予定)などの各社の本社機能を集約した。

 建物規模はS一部SRC・RC造地下1階地上24階建て延べ約7万2419平方メートル。所在地は東京都江東区豊洲2の2の31の敷地約8055平方メートル。