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AIで「空き家」をリアルタイム特定、都モデル事業に 空き家活用

 空き家活用(東京都港区)は、同社の提案で、AI(人工知能)と人工衛星で空き家の状況をリアルタイムで把握できる「リモートセンシングを活用した空き家調査の効率化に向けた先進事業」が東京都の「民間空き家対策東京モデル支援事業」に採択された。2021年3月の仮運用を目指している。これで得た情報は空き家所有者や事業者、行政に提供し、空き家問題の解決を支援していく。

 同社は2017年から空き家情報をデータベース化したシステム「AKIDAS」(アキダス)を構築。その中で東京都内の情報を抽出し、人工衛星による赤外線画像などのリモートセンサーで得たデータをAIで分析し、リアルタイムで空き家を検出する。これら情報の提供によって不動産の利活用を促すのが狙い。