政策

浸水被害・土砂災害に対応 国交省、大雨被害で非常災害対策本部設置

 台風18号に係る大雨災害を受けて、国土交通省は9月10日に非常災害対策本部を設置した。9月11日現在、人命救助を最優先として対応に当たると共に、浸水個所の排水作業や堤防の応急復旧工事の準備に着手している。
 大雨により、1都12県の52個所で土砂災害が発生。国交省所管の利根川水系鬼怒川の左岸(茨城県常総市)では、10日午後12時50分に堤防が決壊した。浸水面積は最大で37平方キロメートルに及ぶ恐れがあるという。宮城県や茨城県の複数の河川でも、決壊や溢水が発生した。
 土砂災害に伴う家屋被害は全壊1戸、一部損壊14戸を確認した。浸水による家屋被害の詳細は、現時点で把握できていないという。