マンション・開発・経営 住まい・暮らし・文化

近鉄不と大京が初のJV戸建て 三鷹市のエコタウン認定第一弾

 近鉄不動産と大京が東京都三鷹市で初の戸建て共同事業、「エルグレード三鷹ザ・ファースト」の開発を進めている。6102平方メートルの敷地で41区画を分譲する計画。複数の戸建て住宅を一体的に開発して、エネルギー関連設備を導入する事業について三鷹市が認定する「三鷹市エコタウン開発奨励制度」の第1号事業だ。エルグレードは両社の共同戸建て事業のブランド名。第2弾以降も検討に入っており、今後も積極的に取り組む方針だ。

 同物件は、三鷹市大沢3丁目に立地する。各住棟には、東京ガスが供給する太陽熱利用システム「SOLAMO(ソラモ)」と電気自動車用コンセントを採用する。両設備がエコタウン開発奨励制度の対象になっているほか、太陽熱利用システムには東京都の助成制度があるため、戸当たり53万5000円の補助金が受けられる。

 今年度内に39戸が完成予定。残り2戸は、2014年秋頃の完成を見通している。

 第1期1次は10棟を販売する予定。開始は11月下旬頃。敷地面積は110~125平方メートル。間取りは4LDK。価格は6000万円台が中心になる見通し。

 なお両社の同事業への出資比率は、5対5。