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管理組合向け防災パンフ、改訂版を発行 マンション管理業協会

 マンション管理業協会はこのほど、マンションにおける大地震への備えと発生時の対応策などをまとめたパンフレット『地震からマンションを守る・管理組合の震災対策』を発行した。阪神・淡路大震災後に発行された初版の改訂版。A4版、備蓄品・緊急連絡リスト付きで全22ページ、1冊150円(非会員は同180円)。会員の管理会社向けに当初約2000部発行したが、反響が大きく、2000部増刷したという。現時点で累計7000部となる見込み。
 各住戸と管理組合に分けて、事前の備えとして必要な事柄や地震発生時に取るべき行動などを記載。東日本大震災での被害状況を追加したほか、地震保険に関する知識、ライフラインが停止した場合のエレベーターやオートロック、機械式駐車場など共用部設備への対応、防災マニュアルの作成といった項目を追加し、初版と比べて約4ページ分増やした。また、復旧・復興への取り組みについては見やすさを重視し、被害調査の種類や関連する法律などを表や図で示した。
 同協会は今年度中に、会員社のフロント社員向け防災マニュアルも見直す考えだ。