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2012年のマンション化率 東京23区が初の1位 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)の調べによると、2012年のマンション化率(※)は政令指定都市・特別区別ランキングで、集計開始以来初めて東京23区(29.4%、前年比0.8ポイント拡大)がトップになった。

 マンション化率が7割を超える千代田区・中央区・港区を始め、大規模物件の供給が相次ぐ湾岸エリアを擁する行政区でストック戸数が増加したことが要因。首都圏では、リーマンショック後の2009~2010年にかけてマンション供給が東京都心部に集中したが、それがマンション化率の拡大傾向として表れている。
 また、2012年におけるマンション化率の全国平均は11.8%(前年比0.2ポイント拡大)だっだ。3大都市圏はいずれも拡大しており、首都圏が20.9%(同0.3ポイント拡大)、近畿圏が15.2%(同0.1ポイント拡大)、中部圏が7.7%(同0.1ポイント拡大)。分譲マンションの増加率が、世帯数の増加率を上回った。
  ※マンション化率とは…総世帯数に占める分譲マンション戸数の割合。数値が高いほど、その地域でマンションが普及していることを示す