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東京定住意向、上昇傾向に 都が世論調査

 東京都がこのほどまとめた「都民生活に関する世論調査」によると、東京定住意向が高まっていることが分かった。交通利便性を評価する声が多かった。
 東京に今後もずっと住みたいと思うか聞いたところ、「住みたい」は76.2%で、前年よりも0.8ポイント増加。ここ数年の状況をみると、2008年72.4%、2009年74.8%、2010年74.6%、2011年75.4%で、微増傾向にある。
 「住みたい」理由としては、「交通網が発達していて便利だから」が75.3%(前年74.7%)でトップ。次いで、「東京に長く暮らしているから」48.6%(同47.3%)、「医療や福祉などの質が高いから」29.3%(同31.4%)だった。
 一方、「住みたくない」と回答した割合は11%。その理由としては「生活費が高いから」57.6%(同51.5%)、「人や車が多すぎるから」51.3%(同52.8%)、「住宅が狭い・密集しているなど住宅事情が悪いから」40.6%(同39.6%)が上位を占めた。