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インターホンや家電操作を一元化、スマホ対応も FNJとサムスンSNSが共同開発

 マンション向けのサービスを提供するファミリーネット・ジャパン(FNJ)が、サムスン電子の子会社で通信設備の設置事業などを行うSAMSUNG SNSと、次世代型インターホン「IHT(In Home Terminal)」を共同開発した。このほど販売を開始。東急不動産の分譲マンションシリーズ、BRANZ(ブランズ)での導入が予定されているという。価格は定価20万円程度。来年夏までの1年間で2000台の販売を目標にしている。

 IHTは、リビングに設置するコントロールパネルで来訪者とのインターホン通話のほか、エアコンや給湯機などの家電操作、宅配ボックスの着荷・受領状態の確認、共用部の防犯カメラの動画画像の表示、防犯対策の設定などが可能。専用アプリをダウンロードすることで、スマートフォンでも同様の操作を行うことができる。このため、インターホン通話は寝室やベランダなどで対応できるほか、外出先からエアコンや給湯器などの操作もできる。

 また、FNJが提供しているエネルギー消費量の見える化などを行うHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)「me-eco(ミエコ)」とも連動できる。電気やガスの使用量、料金をIHTで表示する。