政策

賃貸住宅管理業制度でシンボルマーク、国交省が周知促進へ

 国土交通省は5月24日、賃貸住宅管理業者登録制度のシンボルマークを公表した。4月27日付で商標登録を受けた。登録業者は事務所などに掲示することができる。

 マークの作成は登録制度について、大家や管理業者などへの一層の普及を進めるのが狙い。マンションやアパートなどの賃貸住宅をイメージした建物を円形で囲み、大家や借主に安心感を与えるデザインだという。

 同制度は、家賃徴収業務などを行う賃貸住宅管理業者や、住宅を借り上げて転貸するサブリース業を対象にした告示に基づく任意制度。2011年12月に開始して以来、5か月が経過したものの、登録業者は4月27日現在、約1800業者にとどまる。国交省不動産業課不動産業指導室は「まだまだ増やしていく必要がある」と話す。このため、国交省はシンボルマークの策定に併せて、事業者向けのパンフレットも作成。PRツールをそろえることで、「再周知を進めたい」(国交省不動産業指導室)考えだ。