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2011年の中古マンション価格 2年連続プラスも上昇率鈍化

 アットホーム(東京都大田区)がまとめた首都圏における2011年の売買動向によると、中古マンションの平均成約価格は2662万円(1戸当たり)で、前年比2万円上昇したことが分かった。2年連続の上昇だが、前年同月比は8月以降5カ月連続で下落しており、年間上昇率は前年の8.3%から0.1%ポイント以上縮小している。
 また、東日本大震災後の価格動向については前期(3月11日~7月31日)と後期(8月1日~12月31日)で地域ごとに様相が異なることも分かった。
 前期では、東京都下を除く全エリアで震災前の平均価格を下回っている。後期に入ると東京都下も下落に転じたうえ、下げ幅は10%近くに。東京23区、神奈川県も下げ幅を拡大した。一方で、埼玉県と千葉県は前期の変動が大きかった分、下落幅が縮小する傾向がみられた。
(http://www.athome.co.jp/)