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東京都心部の下落が一服 2011年12月の中古マンション価格、東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた2011年12月の中古マンション価格(70平方メートル換算)によると、東京都心部の下落傾向に一服感が出ていることが分かった。
 首都圏(2956万円、前月比0.4%上昇)は3カ月ぶりに上昇したが、前年比(1.6%下落)は引き続きマイナスを示しており基調は弱含みである。都県別では、神奈川県(2547万円、同0.7%上昇)を除きすべて下落。特に東京都(3769万円、同0.2%下落)が10カ月連続で値下がりしており、前年比(4.3%下落)の下げ幅も突出して大きい。ただ東京23区(4076万円、同0.1%下落)はほぼ横ばいで、都心6区(5267万円、同0.1%上昇)に限ると小幅ながら上昇に転じている。
 近畿圏(1823万円、同0.2%上昇)では1800万円台前半での安定推移が継続。一方で中部圏(1522万円、同0.5%上昇)は2カ月連続で上昇したものの、前年比は1.6%下落しており依然として弱含み基調だ。愛知県(1565円、同0.3%上昇)も同様の傾向を示している。
(http://www.kantei.ne.jp/)