決算

決算 二桁の増収増益で過去最高通期予想も利益上振れ 東急不HD、第2四半期

 東急不動産ホールディングスは11月7日、2024年3月期第2四半期連結業績を公表した。物件売却や売買仲介の好調、ホテル需要の回復で二桁の増収増益となった。第2四半期としては過去最高。全ての事業で増収増益だった。通期業績予想についても売上高は変更していないものの、インバウンドの回復などによる宿泊単価の上昇や不動産売買の活況を受けて各利益を上方修正した。

 都市開発事業は、住宅の計上戸数が減少したものの、「九段会館テラス」などの物件稼働や物件売却が業績に寄与。渋谷エリアが中心のオフィスなどは、低空室率を維持している。

 戦略投資事業では、物流施設の売却増加などで増収増益。成長分野と位置付ける再生可能エネルギー事業は順調に推移している。

東急不動産HD

決 算 24年3月第2四半期

売上高 4,906億円 (10.3%)

営業利益 580億円 (26.5%)

経常利益 534億円 (31.2%)

当期利益 383億円 (42.4%)

予 想 24年3月

売上高 1兆1,200億円 (11.4%)

営業利益 1,150億円 (4.2%)

経常利益 1,045億円 (5.0%)

当期利益 640億円 (32.7%)

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