決算

決算 オフィスや住宅、ホテルなど伸び、過去最高更新 三井不、第2四半期

 三井不動産は11月8日、2024年3月期第2四半期連結業績を公表した。それによると、売上高、各利益のいずれも過去最高を更新し、二桁の増収増益となった。オフィスなどの賃貸、国内住宅分譲、ホテル・リゾートなどの施設営業の利益が伸びたことによるもの。施設営業の好調な営業状況、金利負担改善などで通期業績予想については各利益を上方修正した。

 セグメント別では、賃貸事業は、米国のオフィス「50ハドソンヤード」の収益、利益の拡大に加え、既存商業施設の売上げ伸張、新規開業効果などで増収増益。首都圏オフィスの空室率は3.6%と若干悪化したが、通期では「2%中盤まで下がる見通しで、リーシングは順調」(三井不)としている。分譲事業は、国内外の投資家向け物件売却が進み、増収増益。国内住宅分譲については、都心のタワーマンション「パークコート神宮北参道 ザ タワー」の引き渡しなど高額物件を計上し、戸数は減少したものの平均単価が1億円を超えた。

三井不動産

決 算 24年3月第2四半期

売上高 1兆1,652億円 (10.2%)

営業利益 1,797億円 (36.7%)

経常利益 1,544億円 (28.4%)

当期利益 1,292億円 (29.1%)

予 想 24年3月

売上高 2兆3,000億円 (1.4%)

営業利益 3,350億円 (9.7%)

経常利益 2,550億円 (△3.9%)

当期利益 2,150億円 (9.1%)

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