ゴールドクレストは10月27日、23年3月期第2四半期連結決算を公表した。前年同期と比べて売上高が2倍超、各利益は4倍超となる大幅な増収増益となった。ただしこれは、4月に実施した土地売却が主な要因。地価の高騰により、自社開発よりも高い利益が見込めるとして売却したもので、売上高約200億円のうち約111億円を占める。
他方、主力の新築分譲マンション事業は、引き渡し戸数は増加ながら金額は減少。期中契約高と契約残高は戸数・金額共に前年を下回っており、通期業績については減収減益との予想を維持した。
また安川秀俊社長(写真)は、「土地価格の大幅な上昇が続き、仕入れが非常に困難な状況が続いており、この上半期は結果的に新たな事業用地を確保できなかった。下期には何としても複数の物件を仕入れたいと考えており、(立地条件が不利なため)競合の少ない土地の中から、事業化できるものも積極的に探していく」との方針を述べた。
ゴールドクレスト
決 算 23年3月第2四半期
売上高 199億円 (118.6%)
営業利益 99億円 (310.2%)
経常利益 99億円 (311.8%)
当期利益 60億円 (341.8%)
予 想 23年3月
売上高 300億円 (△12.4%)
営業利益 106億円 (△8.5%)
経常利益 105億円 (△9.1%)
当期利益 68億円 (△10.5%)