総合

遠隔点検サービスと建物管理システムを連携 LiLz・大成建設

 LiLz(沖縄県宜野湾市)は、同社で提供するIoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」と、大成建設(東京都新宿区)が提供する建物ライフサイクル管理サービス「LCMC」を連携させた。利用企業は、定額制のサブスクリプションサービスのLCMCの一部機能として、LiLz Gaugeを活用できる。商業施設などに設置している設備機器などの巡回点検時の一層の効率化に期待できる(イメージ図)。
 LiLz Gaugeは、電源のない場所での目視巡回点検業務をリモート化できる。1日3回撮影する低消費電力IoTカメラと、クラウドが備える機械学習・画像処理機能によってアナログ計器の数値を自動で読み取れる。現場を訪問する必要がなく、点検対象のメーターなどの情報を効率よく取得できる。
 今回のサービス連携により、定期的に取得するアナログメーターの画像と自動読み取りした結果をLCMC上のアプリケーションで確認できるようにした。保存したデータは、ほかのセンサーのデータなどと連携して今後の予知保全などで活用できる。