チャットワークの魅力

「チャットワーク」の魅力(3) 仕事の流れ、学ぶことも

ChatWork(大阪府吹田市)が提供するビジネスチャットツール「チャットワーク」。11万社9千社を超える企業が導入する「チャットワーク」について、導入の企業の声などを紹介するシリーズの3回目(最終回)を掲載する。


チャットワークのやり取りを見て業務の流れを学ぶことも

奈良県奈良市で注文住宅を設計・施工する楓工務店(田尻忠義代表)。同社は大工や建材業者、電気・水道業者など、様々な協力会社と連携して業務を行っている。同社が「チャットワーク」を導入したきっかけは、社内IT化への取り組みだった。

「以前の業務連絡は、口頭か電話で、私や現場監督には1日100件も電話がかかってきた。更に、帰社すると机の上に山のように伝言のメモが置いてある状況だった。情報の把握漏れがないか不安になり、夜中に飛び起きることもあった。状況を改善するため、IT化できっちり仕事ができる仕組みをつくり、みんなが楽できるようにしようと考えた。ITコンサルタントに紹介されたのがチャットワークだった」と振り返る。

同社では、「チャットワーク」を、社内の業務連絡用と、協力会社用の2つのグループチャットに分けて運用している。

「最大の効果は、電話の激減。社内の業務連絡にかかっていた労力は半減し、電話の回数は30%以上減った。電話代や通話時間が減少しただけでなく、電話がかかってき過ぎることによるイライラを減少させることができた。振り返ってみると、電話の多くは、今すぐでなくてもよい用件や、事前の情報伝達でなくせるものばかりだった。『チャットワーク』でやり取りすることで、集中しているときに手を止めずに済み、作業が一層進むようになった」(田尻代表)と話す。

更に、協力会社との「チャットワーク」では、特に建材業者への発注ミス減少に効果が高かったという。

「建材業者は、車で移動することが多く、電話をかけても用件を伝えられないケースが多かった。電話がつながっても、そのたびに車を止めて注文のメモを取るらしく、一定量の伝達ミスが発生していた。『チャットワーク』の導入で現場に大工は来ているが材料がないという『もったいない時間』をなくすことができた」(田尻代表)。

また、同社若手スタッフは「チャットワーク」の利用による意外な効果を指摘する。

「先輩や上司のチャットのやり取りを見ているだけで、『こういう場合はこう答えればいいのだな』というのが分かる。連絡網として見る事ができるので、仕事も一連の流れを把握でき、職人さんの考えなど、相手の事情を把握することができた」(同社若手スタッフ)と話している。


チャットワーク

ChatWork株式会社

設立: 2004年11月11日(創業 : 2000年7月15日)

代表者: 代表取締役 山本敏行

事業内容:

  1. チャットワーク事業(チャットワーク)
  2. ソフトウェア販売事業(ESETセキュリティソフト)

http://www.chatwork.com/ja/

問い合わせ先info@support.chatwork.com