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第4回 不動産投資もビジネスも、「人生を悔いなく生きる」ための手段

連載 ど素人から金持ち大家さんになった人々

この記事を読むのに必要な時間:約6分

たかおさんのプロフィール
1966年生まれ、東京都在住、投資家、ビジネスオーナー。
信託銀行、外資系金融勤務を経て、2009年にセミリタイア。
2010年に東京都世田谷区内に8戸の木造アパートを新築後、中野区内に店舗物件を購入。その他、ビジネスオーナーとして複数のビジネスの経営にかかわる。

■ ビジネスの相談はかなり多くあります

――土地とアパートを現金で購入されたということですが、会社員を辞められた時点で、かなりのお金があったのでしょうか?

たかおさん
そうですね…。家族で暮らすのに一生困らないお金はあったと思います。ただ、いくらお金があっても、そのお金を少しずつ切り崩しながら暮らすというのは、精神衛生上いいものではありません。これは、すごくたくさんのお金を持っている人も同じだと思います。その点、収益不動産は毎月一定のお金を生み出してくれるので、生活費をその中でまかなえば、資産を減らさずにすみます。 

そんな話をすると、外資系金融マンたちは「でも、数年で資産価値は下がるよね」と言います。でも、土地需要の固い地域を選べば、キャピタルロスは限定されますし、マイナスになった場合にも家賃収入を加味すれば十分補うことができます。そう説明すると、初めは首をかしげていた人たちも納得します。私のあとに同じやり方でアパートを建てた仲間もいます。

――なるほど。アパートのあとに店舗物件を買ったのも、同じ目的ですか?

たかおさん
アパートは資産価値を優先して地価の高いところに建てたので、利回りが限定されます。店舗はリスクもありますが、高利回りが期待できますから、キャッシュフローや利回り中心に考えて、購入を決めました。

購入した店舗物件は中野区の駅そばで、広さも家賃も小さな飲食店にピッタリでした。実際、狙い通りの業種からすぐに申し込みが入りました。なぜそういう切り口で物件を選んだかと言うと、会社を辞めた後、飲食店での起業やFCのビジネスモデルの研究など、一通りのことを学んだからです。

ただ、店舗物件には、アパートやマンションにはない難しさがあります。中野の店舗物件も購入時にここでは言えないような苦労もありました(笑)が、利回りは20%近くあり、購入後の運営は順調です。今後も店舗は買い増していきたいのですが、いいものは業者が買い上げてしまうので、なかなか回ってきません。

――大家業以外に、整体院などの経営にもかかわっているそうですね。オーナー業ということでしょうか?

たかおさん
そうです。整体院はもともと、自分がマッサージを受けるために通っていたところです。こう言ってはなんですが、院長は腕もいいし、人もいいけど、経営力がゼロ。それで、自分が応援できればと思い、出資しました。当初は1店舗でしたが、昨年一年間で3,500人を超える来店客がありました。

ビジネスの相談は多くあります。8割は箸にも棒にもかからない話ですが、最初からすべて排除してしまうと、いい話にも出会わなくなると思い、できるだけ面談の申し出はお受けするようにしています。その中から、ポツポツと面白い案件が出てきますね。数年前からは、フィリピン人の講師にスカイプで英語を学ぶ英会話教室の運営にもかかわっています。

■ 不動産投資は自立の一歩目にちょうどいい

――サラリーマンを卒業したたかおさんから、現役サラリーマンの方にメッセージをお願いします。

たかおさん
サラリーマンは会社に一日の大半をささげていますが、ほとんどの方は役員にもなれません。それに、私たちの世代では年金も出ないでしょう。大前研一さんが講演で、「人生は退職してからの方が長い」と言っていました。これからの時代、老後をどう生きるかは深刻な問題。会社員も、給料以外に収入を得る道を築いておく必要があると思います。

それから、私はサラリーマンの方にも、会社を設立することをすすめています。会社を作ることは、自分の世界を作ることだからです。とはいえ、いきなり事業を始めるのは簡単ではありません。その点、不動産投資は会社員と起業の中間的な位置にあって、自立の一歩目にちょうどいい。まず不動産を買い、資産管理会社を作ってみるのもいいと思いますよ。

――これから不動産投資を始めるという方にアドバイスをいただけますか?

たかおさん
基本は2つ。1つ目は徹底的に物件を見ることです。パソコンの前でデータを見ても得るものは少ない。物件を見て、目を養うことが大切です。

もうひとつは自分の頭で考えること。業者さんの言葉を鵜呑みにするのは危険です。収支計算なども、人任せにしないで徹底的に考えてみる。そのクセをつけると、人生を主体的に生きられるようになります。

あと、私が常に意識しているのは、目的と手段をはき違えないことです。私の場合、不動産もビジネスも目的ではなく、人生を悔いなく生きる手段であり、通過点です。ですから、リフォームや管理等もプロの方にまかせて、自分の時間は「おもろい」人たちとの交流や、家族と過ごす時間にあてています。この部分を間違えてはいけないと思います。

――たかおさんにとって「おもろい人」とは、どんな人ですか?

たかおさん
自主自立している人です。収入の規模にかかわらず、他人におもねることなく生きている人はまた会いたいと思いますね。反対に「元ゴール○マンです」とか「○○物産の部長でした」と過去にすがっている人には魅力を感じません。「それで、今はどんなおもろい事してるの?」と聞くと、黙ってしまう人が意外と多いんですよ。

「お金はあるけど、何をしていいかわからない」という相談も受けますが、セミリタイア後も人生は続くんですから、その先がおもろくなければ意味がありません。

■ たくさんの失敗やつらい経験をしてわかったこと

――スーパーマンのように見えるたかおさんですが、失敗経験はないのでしょうか?

たかおさん
もちろんたくさんあります。会社のためでなく、自分や家族のために一度きりの人生を使いたいという気持ちが強くなったのも、大きな失敗をしたことが原因でした。つらい経験をして、ようやくわかったことがいくつもあります。

投資でも、750万円で買った株が70万円になったり、FXでまとまったお金を飛ばしたり…(笑)。ちなみに、株やFXは今でもちょろちょろとやっていますが、今は完全な趣味というか遊びです。

――これからの夢を教えてください。

たかおさん
夢というより、10年先という意味では、海外起業してみたいですね。息子に海外に出る面白さを伝えたいですし、親父の背中を見ていろよという対抗心みたいなものもあります(笑)。

あとは、すごく個人的なことなんですが、世界中の電車を制覇したいんです! 日本国内は、青春18切符でほぼ周りました。海外での電車旅も随分としてきましたが、まだまだ乗っていない電車はたくさんあります。子供の頃から電車が好きだったので、ぜひ達成したいですね。

――たかおさんの「大人になっても夢を追う」生き方、とてもステキですね。本日はありがとうございました。

前編:第3回 42才で経済的自由を得た元外資系金融マンが「大家さん」になった理由


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