売買仲介

三菱地所リアルが新マッチングサイト 仲介担当者を顧客が選ぶ 売却物件とのマッチ度も表示

 三菱地所リアルエステートサービスは5月23日、居住用不動産の売却検討者と仲介担当者とをマッチングするサイト「TAQSIE(タクシエ)」を開設した。不動産会社の仲介担当者が自分の得意分野や経験年数、成約実績などのプロフィールを登録しておくと、売却検討者(会員)はそれを見て自分に合った仲介担当者を選ぶことができる。スタート時の登録担当者数は約100人。顧客はチャットで直接仲介担当者に相談や依頼ができる。売却物件と仲介担当者のマッチ度を表示する機能もある。

 個別性の強い不動産売買では、仲介担当者の力量によるところが大きいものの、現状では会社は選べても担当者は選べないため、ミスマッチが生じることが課題だったという。同社では同サイトを起点に将来の〝エージェント制〟を見据えて、不動産取引の透明性向上や取引活性化、不動産価値向上への寄与も期待できるとしている。

 同サイトに現在登録している不動産会社は、長谷工リアルエステート、住友林業ホームサービス、三菱地所ハウスネット、東京建物不動産販売、小田急不動産、ナイス、京王不動産、スターツピタットハウスで、6月2日からはオークラヤ住宅が加わる。

 同社は参加企業数を、3年で20社・300人を目指す。