総合

新時代に跳ねる! 売買仲介現場、徐々に向かい風 中古住宅は高根の花に 成約数に大幅下落の気配 〝実需無視の価格水準〟で分断市場

 物価高と個人所得の伸び悩みが相まって中古住宅にも買いにくさが増している。22年を振り返れば、ロシア・ウクライナ戦争を機にエネルギー価格が上昇し、食料・日用品が上昇基調と生活苦が増している。そんな中でも中古住宅の価格は下げに転じる様子が見られなかった。23年はどう動くか。相場格言では「寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」とされ、株式市場が3万円台を回復するか、といった見方に期待も集まる。ただ、不動産市場を見ると、価格水準には天井感があり、跳ねるという感覚よりも調整局面の雰囲気が漂う。売買仲介現場においても楽観論は聞かれず慎重論もくすぶる中で、卯年の仲介市場を展望する。

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