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ビットキー・シブタニ  解錠方法を多様化  スマートロック共同開発

 不動産テック企業のビットキー(東京都中央区)は、住宅向けの新たなスマートロック『Tebra X Bitkey Edition』を鍵メーカーのシブタニ(大阪市中央区)と共同開発した。先行して22年完成の賃貸マンションの複数棟での導入が決まった。ビットキーのスマートロックシリーズは、これで4種類のラインナップとなる。

 ビットキーは、認証技術に強みを持ち、あらゆるモノやサービスをつなげるコネクトプラットフォーム『homehub』などを開発・提供している。シブタニは、大手ディベロッパーが管理する集合住宅向けに電池錠の提供実績を持つ。両社の技術などを融合させることで新築や既築、賃貸や分譲を問わずに、今回の新製品の導入を訴求していく。

 新製品は、ビットキーの通信技術を、シブタニが開発・販売する電池錠「TebraX」に内蔵させた。かざすだけで認証するNFCカードやパスコードに加え、スマートフォンでも解錠できるようにした。デジタルキーを発行すれば、不在時でも親族や家事代行業者などの入室が可能になる。一定の時間が経過すると、自動で変化するワンタイムパスワード(TOTP)機能も搭載した。物理的な鍵の受け渡しの手間がなく、不動産管理会社が内見や清掃業務などの場面で使え、従来の同電池錠の機能を向上させた。