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アクティオなど BIM・ドローン融合 新サービスを開発

 アクティオ(東京都中央区)、竹中工務店(大阪市中央区)、カナモト(北海道札幌市)、センシンロボティクス(東京都渋谷区)は、コンピュータ上に構築する3D(3次元)モデルで建築工程の情報を一元管理する「BIM」を融合させた、屋内外自律飛行システム搭載のドローン(無人航空機)『BIM×Drone』の技術検証サービスの提供を2月に始めた。

 同ドローンは、ステレオカメラによる「VisualSLAM」(撮影映像から自己位置の推定と環境地図の作成を同時に行う)技術と「BIM」を用い、BIMデータ上に飛行経路を設定することで衛星電波の届かない建物内でも自律安定飛行ができる。

 屋内の壁や障害物などの特徴をリアルタイムにとらえて自己位置を把握できる。3Dモデルを配置した地図上でルートの設定や機体位置を表示し、自動で自律飛行する。

 同サービスでは、建設中の物件の進ちょく管理業務や、大型商業施設などの巡回点検業務などの場面を支援するために「技術実証用」として有償で提供していく。

 まず、同システムを導入する企業が想定している運用方法に合致するのかどうかを確認してもらい、その後の運用テストを経て、屋内ドローンの本格運用までを支援する。