総合

大言小語 気楽さの大事さ

 最近はどこの企業でもSNSを活用している。突然、公式ツイッターで情報発信しろと上司に言われて、何から手を付けていいのかぼうぜんとする人も多いだろう。企業アカウントを使い、業務として手掛ける場合、趣味のツイッターと違い、不用意な投稿で炎上させることは絶対に避けなければならないからだ。

 ▼企業の公式ツイッターが面白みに欠ける堅い内容になったり、自社の宣伝ばかりになる背景にはこういったことがあるのであろう。個人的にもフォロワーが伸び悩んでいるので、社内にいる「ツイッターの女王」(と勝手に呼んでいる)に話を聞いてみた。

 ▼女王によると、フォロワーを増やすために、「あけぼの印刷社」という企業のホームページにある7つの項目を参考にしているそうだ。ここですべての項目を紹介できないが、個人的に〝なるほど〟と感じた項目について1つだけ紹介する。

 ▼「地域のスポーツチームや飲食店を応援する」。地元の飲食店のランチや食べ物を写真とコメント、店名のハッシュダグなどを付けて投稿。地元のグルメスポットを知ってもらうと共に、飲食店を探している企業の人に自社を知ってもらう効果があるという。

 ▼住宅や不動産業は、地域に密着したビジネス。誰もが使うようになったSNSの有効活用が求められているが、その極意は仲間意識を育む気楽な投稿にあるようだ。