浸水被害を3次元で スペクティ 最新技術を開発
住宅新報 2021年8月3日 号 8面

Spectee(スペクティ、東京都千代田区)は、河川の氾濫(はんらん)直後に、ほぼリアルタイムで浸水の範囲と深さを推定し、2D(2次元)や3D(3次元)のマップ上に再現できるという最新技術を開発した。7月に島根県出雲市などの各地で発生した河川氾濫の周辺地域の浸水状況も実証実験している。AI(人工知能)でリアルタイムに解析して、地図上にシミュレーションした。
最近、台風や集中豪雨などが頻発している。水災害の発生に際しては、被害状況の迅速な把握が課題に上がる。同社では、災害対応の迅速化に役立ててもらう考えで、被害状況を分かりやすく可視化できる技術を新たに開発した。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の投稿画像をAIが解析して浸水推定図を作成する(図参照)。
ここでは、現実世界から得られるデータを仮想空間内に構築できる「デジタルツイン技術」を生かしている。SNSの画像1枚からでも、降水量と地形データを組み合わせ、浸水範囲と周辺地域の浸水深を推定できる。その投稿された地点から10キロメートル四方の推進状況を瞬時にマップ上に再現する。
SNSの投稿画像だけでなく、道路や河川に設置されたカメラなどからの画像や映像からも利用できる。さまざまな機器から得られる情報を基にして、周辺地域の被害状況をわかりやすく可視化する。























