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ホテルを多用途空間に転用 サンフロンティアG 西新宿で6月開業

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ホテルの雰囲気を残すエントランス セットアップされた個室
 サンフロンティア不動産の連結子会社であるサンフロンティアスペースマネジメントは6月1日、多用途オフィススペース「Order Made Space(オーダーメイドスペース)西新宿」(東京都新宿区)を開業した。ホテル1棟を全面的に用途変換して運営する事業で、同社グループとして初の試み。

 サンフロンティアスペースマネジメントの展開する「オーダーメイドスペース」事業は、同社の運営する貸し会議室等の「ビジョンセンター」事業のスペースやノウハウを生かし、用途に応じて什器・設備などをセットアップしてオフィス空間を提供するサービス。主にサテライトオフィスのほか、研修会場やweb配信拠点といった用途で利用されている。

 今回の「西新宿」は、同事業として6件目の拠点。建物は以前、インバウンド観光客を主なターゲットとしたホテルだったが、コロナ禍による稼働率低下を受け事業者が撤退。建物オーナーから有効活用の相談を受けた同社が、「オーダーメイドスペース」への事業転換を提案し、業務委託の形で運営を請け負った。

内装工事挟まず運用

 同施設は東京メトロ丸ノ内線西新宿駅から徒歩2分の立地。建物は9階建てで、現在は5~8階を個室フロア、9階の元ホテル宴会場を会議室として、計69室を提供している。個室の広さは部屋によって異なるが、おおむね2人用から5人用まで。

 ハード面については、一部の内装デザインを除き、ほぼ元のホテルの形を維持。インバウンドの状況次第で再度宿泊事業に戻すことを想定していることが理由だが、基本的に什器・設備の交換のみで顧客ニーズに対応できる事業特性を生かし、初期コストの低減にもつなげている。

 各個室の基本的な仕様は、客室からベッドを撤去し、デスク周りや照明器具といったオフィス設備を導入するという形。web配信に必要なマイクや映像機器等も同社が用意する。インターネット環境は、速度やセキュリティに優れた有線回線を新たに用意した。標準仕様以外でも、希望の設備等があれば同社がコーディネートを行うほか、入居者による持ち込みも可能だ。

元ホテルならではの強みも

 元のホテルの仕様を生かしたコンバージョンのメリットについて、同社担当者は「まずはコストと利用料金を抑えられること。例えば、大手ホテルの(テレワークスペース等としての)デイユースと比べて一定程度リーズナブルな料金に設定できる」と語る。

 また「宿泊施設という建物の特徴で防音性が高く、他室や外部の音が聞こえにくい」(同社担当者)ということも強みで、配信作業などには有利な特性だ。加えて、冷蔵庫などのアメニティ設備もそのまま流用可能で、利用者の利便性向上に貢献している。

 既に8室で企業が入居しており、web研修の配信拠点として活用されているという。同社担当者は「2年後には、(現在未提供の)3~4階も含めた全103室の8割での入居を目指す」と語る。更に将来的には、利用顧客の規模拡大などに合わせ、同社グループの賃貸オフィス入居につなげていくビジョンも描く。個別事業による新たな試みを育て、他事業とのシナジーも創出していく戦略だ。

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