総合 決算

年内の受注回復目指す 住友林業

 住友林業は5月29日、20年3月期の決算を開示し、6月1日には決算説明会をオンラインで開いた。収益認識基準に関する会計基準の適用を要因に減収となったが、住宅・建築事業、海外住宅・不動産事業はいずれも増収増益。

 決算末日の変更により、次期通期は20年12月期の9カ月決算。新型コロナウイルスの影響で、住宅展示場の記名数は前年同月と比べて4月が90%減、5月も90%弱の減少と、厳しいスタートだ。ゴールデンウイークの展示場の記名は「例年に比べれば、記名がないのと同様」(光吉敏郎社長)と言う。

 4月からオンラインでの取り組みを開始。光吉社長は「展示場もウェブも両方とも、かなり確度の高いお客様が増えている。記名も受注も年内に向けて前期並みに回復していきたい」と述べた。

住友林業

決 算 20年3月期

売上高 1兆1,040億円 (△15.6%)

営業利益 513億円 (4.3%)

経常利益 588億円 (14.4%)

当期利益 278億円 (△4.5%)

予 想 20年12月期

売上高 7,440億円 (-)

営業利益 130億円 (-)

経常利益 150億円 (-)

当期利益 35億円 (-)