総合

――まず売主、所有者の確認徹底―― 取引事故を防げ 「売り急ぎ」「安すぎ」は要注意

 8月初旬、1枚のリリースが大手住宅会社から流れてきた。件名は「分譲マンション用地の購入に関する取引事故につきまして」。真の所有者でない何者かが、所有者になりすまして、当該大手住宅会社から購入代金70億円のうち63億円をだまし取った事案だ。加害者グループは周到に準備をし、被害者が所有者をかたった者を真の所有者と認識したとしても仕方がなかったという。まるで不動産バブル時代を思わせるような事案だが、最近こうした詐欺が増えているという。取引の安全のためには何に気をつければいいのか。法律家、実務家に聞いた。

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