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健美家(けんびや) 収益物件市場動向レポート 特別企画 (6) 年間動向・区分マンション編 都心3区利回り築年数の影響少なく

 前回に続き、当社運営サイトに登録された物件について、昨年1年間の投資利回りを地域別×築年数帯別に分析した結果を紹介する。今回は「区分マンション」について。

 築10年未満の物件を見ると、仙台市と東京都都心3区の利回りが4%台、名古屋市、札幌市、広島市、千葉市が6%以上となった以外は、18地域中12都市で5%台となった。築10~20年の物件では、東京都全域とさいたま市の利回りが5%台、7%台以上の地域は仙台市の8.47%と千葉市の11.07%だった。築20年以上の物件では、利回り10%以上の地域が多く、千葉市、札幌市、仙台市、神戸市、広島市、名古屋市、東京都市部の7地域が対象となった。6%台は東京都都心3区のみ。

 続いて、過去4年間(12~16年)での利回りの変化を見ていく。低下率が高かった地域は、築10年未満では仙台市(▲3.36ポイント)と名古屋市(▲2.53ポイント)。変化が少なかった地域は札幌市と東京都市部。広島市は利回りが0.75ポイント上昇した。築10~20年の物件で低下率が高かった地域は、福岡市(▲6.10ポイント)、札幌市(▲5.03ポイント)、名古屋市(▲4.78ポイント)、川崎市(▲4.60ポイント)。変化が少なかった地域は広島市(▲0.87ポイント)、東京都心3区(▲1.79ポイント)。築20年以上の物件では、全体的に低下率が高く、なかでも札幌市(▲6.60ポイント)と福岡市(▲5.93ポイント)の低下率の高さが目立った。

 築年数に関わらず、利回りの低い地域は東京都心3区、城南エリア、城西エリアで、利回りの高い地域は千葉市、札幌市、仙台市だった。    (終わり)

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