のびる寿命 住まいは老後を支えるか ◇上 高齢者を孤立させない 〝我が家〟としてのサ高住
住宅新報 2015年2月10日 号 1面

国立社会保障・人口問題研究所の予測グラフ
厚生労働省が発表している簡易生命表(15年版)によれば、現在73歳以上の女性(男性は83歳以上)は90歳を超える可能性が高い。医療技術の進歩などで、平均寿命は今も伸び続けている。「人生90年時代」はそう遠くないのではないか。つまり、高齢社会で最も深刻なテーマはリタイア後も20年、30年と続く人生を、どう生きるかである。そこに、〝国民的ビジョン〟がなければ日本は活性化しない。どうしたら、老後を生き生きと暮らすことができるのか。そのために、住まいは何ができるだろうか。
日本シェアハウス協会の山本久雄会長は「シェアハウスを地域再生の要にしたい」という。特に、高齢者や若者、子育て世帯などが一緒に暮らす「多世代交流型」に力を入れている。昨年1月に開設した「リベストハウス吉祥寺」(東京・武蔵野市)は25歳以上を入居対象者とし、若年世代と、50~70歳シニアとの同居がテーマだ。
「年をとったら老人ホームしか行くところがない、というのは寂し過ぎる。それに誰だって、年寄りばかりが集まっているところなど行きたくない」(山本氏)
供給側の論理か


















