住まい・暮らし・文化

木造建築に大型化の波 認知度高まり需要顕在化

 今年度は、全国で大型木造建築物の建設ラッシュだ。三井不動産が千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」に完成した野菜を生産する植物工場のほか、東北では宮城県に国内最大規模となる純木造耐火2階建ての介護施設、山形県南陽市でも1300人収容できる全国初となる木造耐火の文化会館の建設が進んでおり、共に近く完成を迎える。大規模木造建築は、高齢者施設や保育・幼稚園といった需要が底堅く、また公共建築物等木材利用促進法や環境志向の高い商業施設などのニーズも追い風。更に建築費の高騰に職人不足といった事情も加わり、RCや鉄骨造が主流だった大型建築物の市場で「木造建築」の存在感が高まっている。

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