総合

空き家「大量発生前夜」 高齢化の郊外団地で 防災・防犯、景観に悪影響

 全国的に増えている「空き家」がいま、様々な観点から大きな問題として浮上している。大地震や火災を想定した防災や防犯の観点を始め、ゴミの不法投棄や衛生面、更に景観などの問題も引き起こしている。今のところ、過疎の豪雪地帯で倒壊などの形で問題となっているが、いずれ東京など大都市の郊外で大量発生する恐れが指摘されている。少子高齢化で我が国の人口が減少に転じたのとは対照的に、今後年々増え続ける空き家。国、地方公共団体などが頭を抱える「空き家」問題とは一体何か。国土交通省住宅局の伊藤明子住宅総合整備課長が5月下旬、日本不動産ジャーナリスト会議で講演した内容などを基に、幅広い問題の一端を探った。

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