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メタバースからの各社の気づきが未来をつくる NTTCom

 NTTコミュニケーションズ(以下・NTT Com東京都千代田区)は、セミナー『メタバースにおけるビジネス可能性の最新状況』を開催し、ウェブで配信した。市場の成長が予測されるメタバース(仮想空間)のビジネスでの活用の可能性を解説した。

 講師で、アマゾンウェブサービスジャパン(東京都品川区)の東治臣氏は、「メタバースの正確な定義は現在ないものの、現実空間、3D(3次元)、アバター(分身)、VR(仮想現実)などが同一の場に共存してコミュニケーションできる空間といえる。複数の人が時間を共有して様々な場所からアクセスでき、相互に経済活動を行える」と説明した。

 また、コロナ禍などで「オンラインの価値観が変化した。2006年当時に注目されたセカンドライフが再び脚光を浴びている。国土交通省が推進する3D(3次元)モデルのプロジェクトプラトーなど、仮想と現実のデータを融合するデジタルツインが建設業で活用され、その応用が広がっている。メタバースを起点に皆さんの考えや気づき、発明を得ることが、今後の未来をつくる」と解説した。
 NTT Comの担当者らは、最新技術分野を集積させて設立したNTTCONOQ(東京都千代田区)の取り組みや、NTT Comのオンラインワークスペースのサービス『NeWorkⓇ』を紹介した。