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大和ハ、茨城・境町にMT型物流施設着工

大和ハウス工業は10月1日、茨城県猿島郡にマルチテナント型物流施設「DPL境古河」を着工した。
東北自動車道「久喜白岡JCT」から約20㌔(車で約15分)、東京外環自動車道「川口JCT」から約44㌔(車で約30分)に位置する首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「境古河IC」の隣接地24.6ヘクタールを開発する「境古河IC周辺地区土地区画整理事業」の一環。同事業最大街区5万8438・45平方メートルに、延べ12万6660.75平方メートルの4階建てを建設、1区画約1万3000平方メートルで最大8社が入居でき、各区画に事務所を設置できる仕様とする。
 首都圏全域のほか、中央自動車道や関越自動車道、東名高速道路、常磐自動車道、東関東自動車道を通じ、東北や東海、中部地方の各方面のほか、東京国際空港(羽田空港)や成田国際空港などの空路、東京港などの海路へのアクセスも容易であることから、国内外へのニーズ対応を見込む。
埼玉県と千葉県に隣接し、20キロ圏内の茨城県つくば市・古河市、埼玉県さいたま市・春日部市、千葉県野田市などから、雇用の確保を見込、み、従業員約300人の雇用を想定し、従業員用駐車場289台分と100台分の駐輪場を用意する。
 免震システムを導入するほか、浸水対策を講じるなど、防災面への配慮を図るほか、トラックの入場予約システムや、ドライバーが携帯電話から物流施設への入退場受付を登録できるオンラインチェックインシステムも導入することで、平均荷待ち時間を約70%、作業時間を約10%削減を見込むなど、運営効率の向上を図った。
 竣工は24年4月30日、入居開始は翌5月1日を予定。総事業費は約240億円。