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DX推進は現場からのアイデア発信で始まる STANDARD

法人向けDX支援事業を手掛けるSTANDARD(東京都千代田区)は、DX推進部署が選ぶべきDX研修をテーマに、「現場のITリテラシー不足を克服しDXのアイデアを形にするには?」と題したセミナーを2022年8月に開催し、ウェブ配信した。

当時の講師で、同社執行役員営業本部長の吉原弘峰氏は、DXを推進するためには、「前向きにとらえて、全社的に取り組めるような人と組織をつくる。浮かぶアイデアも、そのうちの成功はごく限られる。現場発信で数多くのアイデアを継続して出せる仕組みが重要。その小さな気付きと最新テクノロジーを掛け合わせてみる。アイデア出し、投資判断、技術開発の3つの壁を超える意識と実践を重ねること」と説明した。

また、企業のDXの阻害要因は、「人手不足を中心に個人のスキルや理解度不足など、人的要素が多い。先進の米国に比べて経営層の関与が日本は低い。日本は取り組みを承認する形だが、米国では経営層自体が主体的に戦略を策定して実行している」と指摘した。