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三菱地所、大名古屋ビルの使用電力を再エネ電力化

 三菱地所は、「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区名駅)において、8月から全電力をCO2フリーの再生可能エネルギー由来電力(再エネ電力)とした。中部エリアの大規模オフィスビルでは初めて。同ビルの再エネ電力導入によるCO2削減量は年間約6500トンに相当する。今回導入する再エネ電力は、中部電力ミライズの「RE100」対応の電力で、ビルで使用する電力全量が切り替え対象であるため、ビルの入居企業は自社で再エネ電力を利用していると認められる。
 三菱地所グループでは、東京・丸の内エリアの所有物件を中心に再エネ電力の導入を進めており、今年度の再エネ電力比率は約30%に達する見込み。30年までの中間目標を前倒しで達成する予定だ。
 同グループでは、重要テーマの一つとして「Environment:気候変動や環境課題に積極的に取り組む持続可能なまちづくり」を掲げている。具体的な目標としてCO2削減目標を17年度比で30年までに35%削減、50年までに87%削減、再エネ電力比率目標を30年までに25%、50年までに100%などを挙げており、今回の取り組みはこれらの目標達成に寄与するもの。