マンション・開発・経営

福岡・博多「博多深見パークビルディング」を竣工 地所・深見興産

 三菱地所、深見興産は、福岡県福岡市博多区で開発を進めてきた「(仮称)博多駅前4丁目計画」が、2月3日に竣工した。ビル名称は「博多深見パークビルディング」。福岡市内の主要オフィスエリアである博多駅前に位置し、JR博多駅と歩行者デッキにて接続するアクセス性の高い立地に位置する。同計画は両社の共同事業で、三菱地所の福岡市内における初めてのオフィスビル開発。福岡市は博多駅周辺の活力を周辺につなげていく「博多コネクティッド」を推進している。
 建物計画としては、基準階フロアは無柱空間を確保し、自由度の高いオフィスレイアウトを実現可能。屋上には就業者向けのテラスを設置してリフレッシュ空間を提供利用者の満足度向上を目指すと共に、1・2階部分には飲食店舗スペースを設け、街のにぎわい創出にも寄与するビルとなっている。建物2階天井部の一部に、三菱地所などによる合弁企業MEC Industryが開発する木製建材「MIデッキ」を採用した。
 福岡市では、「感染症対応シティ」を目指す街づくりが進められており、同計画においては、博多駅から続く2階の歩行者デッキに広場を設け、開放的な憩い空間を提供。また、就業者向けのスペースを設けて屋上を緑あふれるテラスとして開放することで、3密の回避を実現した。