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卒FIT電気を事業用とする取り組みが新エネ大賞長官賞 積水ハウス

 積水ハウスは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の買取期間が満了(卒FIT)したオーナーから余剰電力を買い取り、自社グループの事業用電力として利用する「積水ハウスオーナーでんき」が新エネ大賞の分散型新エネルギー先進モデル部門において「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。新エネ大賞の受賞は3回目。
 卒FITを迎えるオーナーが「売電収入の低下に対する不安がある」という課題を抱える一方で、同社もRE100の達成には、「再生可能エネルギーの購入コストが発生する」という課題を抱えている。これらの問題を同時に解決するため、オーナーの卒FIT電力を当社が買い取り、自社グループの事業用電力として利用する「積水ハウスオーナーでんき」を19年11月に開始した。
 「積水ハウスオーナーでんき」の開始から、卒FITの約50%が申し込んでいる。当初40年だったRE100を30年に前倒しで達成できる見込み。