資格・実務

「50歳になったら相続学校」、各地で開講へ

 不動産鑑定事務所の東京アプレイザルは、運営中の「50歳になったら相続学校」の開講拠点を今春から増やす。一般消費者のほか、業務で相続に関わることが多い不動産会社、金融機関といった事業者向けに開いている講座。これまで都内1カ所だったが、浜松、大宮、名古屋、目黒(東京都)でも順次開講していく。加えて福岡や名古屋でも計画があるという。
 「相続学校」は、相続争いを未然に防ぐため、正しい知識を身につけてもらおうと2年前に始めた。2日間、「民法上の相続の基礎知識」や「相続税・贈与税の基礎知識」「相続手続きの始め方」など5講座を受け、最後に行われる相続知識検定(3級)の試験に合格すると認定証が発行される。講師は弁護士や税理士、行政書士、不動産鑑定士らが務める。これまでに約100人が認定証を取得している。