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私募不動産ファンドの情報開示でガイドライン 不動産証券化協会

 不動産証券化協会は、「ARES私募不動産ファンドガイドライン」を制定した。同協会は昨年、準拠すべき法令や標準化の指針などが存在していない私募不動産ファンドの情報開示で、運用実績に関する報告書類(継続開示書類)の作成指針「ARESアセットマネジメント報告書ガイドライン」を制定した。これを「継続開示編」として承継、統合し、投資家を募集する際に作成する書類(発行開示書類)についての指針「発行開示編」を新たに加えた自主ガイドラインとして制定した。
 「発行開示編」は、私募発行時に実務的に投資家に交付される商品概要書の作成に関する指針となる。私募の発行、ファンド、組み入れ不動産、ファンドの詳細、出資契約・関連契約、投資上の留意事項、収益計画、テナント関連情報などを概要、詳細、参考・補足の3項目に分けて構成した。