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大京など5社、大阪・千里丘で大規模マンション「ミリカ・ヒルズ」、英語を学ぶ楽しさ提供

 大京、東京建物、関電不動産、長谷工コーポレーション、新日鉄都市開発の5社はこのほど、大阪府吹田市千里丘で総戸数633戸の分譲マンション「ミリカ・ヒルズ」のマンションギャラリーをオープンした。

 2006年にコンペが実施された「毎日放送千里丘放送センター跡地開発」の一角。約13万平方メートルの同開発のうち、提供公園、小学校敷地、商業施設用地などを除いたマンション用地3街区(A・B・C街区)のB街区(約2万7800平方メートル)にあたるのが「ミリカ・ヒルズ」だ。他の2街区(A街区=約2万7000平方メートル、C街区=約9000平方メートル)を合わせると、総戸数1489戸(予定)の規模となる。プロジェクト発表会の席上、大京の小村雅信執行役員は、「マンション業界の注目が集まっている大規模開発。新発想の街づくりを展開していく」と話した。

 ミリカ・ヒルズの最大の特徴はコンセプトだ。「次代を担う子ども達の未来を考えた街づくり」をテーマに、「世界人を育てよう」をコンセプトに掲げた。子ども達に英語を学ぶ楽しさを与えると共に、日本人に不足しているといわれる表現力やコミュニケーション力を養う共用施設やサービスを数多く設けた。

 同物件のイメージキャラクターで、イギリス人の父親を持つ(母親は日本人)タレントのベッキーさんは、「小さい頃から英語が耳に入り、そして2つの国の文化・習慣を学べる環境があった。ミリカ・ヒルズもそのような環境を探しに行くのではなく、すぐそこにあることが魅力。人間としての幅、視野、夢が大きく広がると思う」と魅力を語った。

 物件の交通は、JR京都線千里丘駅徒歩15分。間取りタイプは2LDK+S~4LDK(専有面積67~114平方メートル)。竣工予定は2013年3月。A街区、C街区を合わせた全体の竣工は5年後がメドだという。

 なお、物件名の「ミリカ」はフランス語で「山桃」の意味。以前からこの地域の愛称だったことから名付けた。