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保有ビルの建て替えで生物多様性保全を ヒューリック

 ヒューリックは10月20日、都市部に保有するビルの建て替え事業で、地域の生物多様性の保全に貢献する物件を建設していくと発表した。日本生体系協会が開発した定量評価手法と認証制度(JHEP認証)を活用する。第1弾の取り組みとして、東京都大田区の建て替え事業2件(有料老人ホーム、共同住宅)で、JHEP認証(Aランク)を取得した。
 同社では2009年から2018年までの10年間で保有ビル約130棟のうち、首都圏の都市部を中心に40棟以上の建て替えを計画している。これらを建替える際、省エネ、低炭素といった建築物の環境性能を高めるとともに、地域本来の樹種や動物を考慮した外構緑地を整備することで、地域における生物多様性の拠点に位置づけられるような環境価値の高い不動産の充実を図る。