マンション・開発・経営

東急不動産 新投資法人を設立、2012年度上場へ

 東急不動産の全額出資子会社のTLCタウンシップ(東京都渋谷区、坂根春樹社長)はこのほど、商業施設、オフィスビルなどを投資対象とする投資法人「アクティビア・プロパティーズ投資法人」を設立し、投資信託及び投資法人に関する法律に基づく内閣総理大臣による登録が完了したと、発表した。
 同投資法人とTLCは資産運用委託契約を締結済みで、今後、都心部への投資を軸にしながら全国の政令指定都市にある商業施設やオフィスビルなどにも投資し、地域分散を考慮したポートフォリオを構築する方針。2012年度中の上場を目指す。
 東急不動産グループではこれに先行して、住居系に特化したリート「コンフォリア・レジデンシャル投資法人」が私募運用を開始しており、2投資法人を通じて住宅、商業施設、オフィスビルによるリート事業のフルライン化を進めることで、資産運用ビジネスを発展、拡充していく。東急不動産は、積極的な開発で外部成長に貢献。グループの管理会社や流通会社とも戦略的な連携な通して、グループの総合力を発揮していくとしている。