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遠隔操縦のショベルカーをAI監視 アーキット・植村建設

 アーキット(札幌市中央区)と、植村建設(北海道赤平市)は、有人の建設現場で使用する「重機の自動追尾AI(人工知能)」を搭載した「ショベルカーの接近警報AI」を共同で開発した。建設重機の遠隔操縦や自動運転を実現する。

 建設現場に設置したカメラを用いてAIで自動操縦する際に、映像解析を基にショベルカーに接近する人間を検知し、警報を発する。

 ショベルカーの周囲の安全確認でAIを用いて半自動化することで、施工現場の省人化と遠隔操縦オペレータや施工管理者の業務を補助する。

 現状の建設現場で使用されるショベルカーの遠隔操縦や自動運転の場面では、安全確認のために周囲を監視する作業員を配置する必要がある。無人・遠隔操縦を実現しながらも、結局は別途に作業員を確保する必要があった。