売買仲介

2024年「辰年」先読み(中) 追跡 成長力 ~不動産投資市場~ 政策変更後も低金利が続く 滞留する待機資金が手ぐすね 幅広い賃上げ 物件収益力に直結

 日本の不動産マーケットは堅調だ。グローバルな視点で見れば、インフレ退治を目的に急激な利上げに踏み切った欧米で不動産市場が潮目を迎えており、東京は独り勝ちの様相を呈する。将来想定されている金利上昇局面を踏まえても海外のような急激な上昇は考えにくく、ポジティブなリターンが取れる状況にあるならば投資意欲の減退にはつながらない。日銀は昨年12月の金融政策決定会合でマイナス金利解除を見送り、大規模金融緩和の継続を決めた。ただ24年も金融情勢とのにらみ合いが続くことはもちろん、米国で利下げを模索する局面にあり、海外主要国の金利が下がれば海外市場の魅力が増す可能性もある。国内外の不動産投資マネーを追う。(中野淳)

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