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大言小語 熱狂の季節へ

 夏の甲子園や世界陸上など興奮と熱闘の季節が続く。沖縄でグループステージが行われたバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)は、ドイツの初優勝で幕を閉じた。日本チームは1次ラウンドで敗退したが、順位決定戦で勝利を重ね、来年のパリ五輪の出場権を獲得した。

 ▼熱狂のバトンは9月8日に開幕したラグビーW杯・フランス大会に引き継がれる。日本チームの初戦は南米チリ。6トライを奪う圧勝で好スタートを切った。ラグビー日本代表といえば、日本開催となった前回19年大会の活躍が記憶に新しい。準々決勝では同大会で優勝した南アフリカに敗れたが、1次リーグ4試合を全勝で通過。必死にスクラムを組み、真っ向からぶつかり合う姿はラグビー競技未経験者にも興奮を与えたはず。

 ▼振り返れば、昨年末のサッカーW杯も熱狂の大会だった。サッカー日本代表は予選グループで優勝経験のあるドイツ、スペインを続けて撃破。勝負の世界にある一瞬の駆け引きや判断、その攻防がダイナミックなプレーや勝利を生み、見る人を歓喜させた。根幹にあるのは血汗を伴う日々の修練や向上心の継続であり、勝者のメンタリティーを育ててきたのだと思う。

 ▼さて、住宅・不動産業界にとっても、自己研さんやステップアップに有効な資格取得の季節だ。自信を持って試験に臨むラストスパートへ。合格の熱狂を味わう季節としていただきたい。